結束バンドの取り外し方
ケーブルの被覆を傷つけないインシュロックタイ(結束バンド)の取り外し方法例をご紹介します。
通常のインシュロックタイ(結束バンド)は、ループ状に結束してヘッド部の爪とバンド部のセレーションがロックされた後は、取り外しができない構造になっています。マイナスドライバーを爪とセレーションのすき間に差し込んで、強引にロックを解除しようとする外し方では、爪やセレーションが破損・摩耗してしまい、本来の結束力を持った状態でのご使用ができなくなるため、推奨していません。
そのため、ケーブルを結束しているインシュロックタイの取り外しには、ニッパを使用する必要があります。
ニッパを使った結束バンド取り外し方(例)
バンド挿入側からヘッド高さ方向に、ニッパを入れ、切断する。
再結束できるリピートシリーズは、取り外しの際にニッパなどを使用する必要が無く、簡単に取り外しが可能です。通常のインシュロックタイ(結束バンド)と同様にケーブルなどの結束物をループ状に締め付けた後、爪部分に取り付けられているレバーを指で押すことで、簡単に取り外しができます。
リピートシリーズ製品の取り外し方
ヘッドの外側に付いた、取り外し用のレバーを押すとロックが外れます。結束物が高い位置にあっても、片手で簡単に外すことができます。
<ご注意!>
- ●配線の被覆を守るためにニッパを使用しないこともあります。お客様の使用現場の状況に合せたご判断をお願いいたします。
- ●電気が流れている時の切断は感電の恐れがあるため、ご遠慮願います。
- ●ニッパでカットした際、切断物が飛散する恐れがありますので、周囲の安全確認を行い、保護メガネなどの着用をしてください。
- ●ニッパは樹脂用ニッパをお使いください。また、ニッパの取り扱い注意を厳守して下さい。
- ●ニッパの形状、刃の長さ、型式などによっては、切断しにくい場合がありますが、弊社がニッパの種類を推奨、または、限定することは出来かねますので、ご了承下さい。