コラム

2023/3/30

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結束バンドはケーブルをまとめたりするのに便利な配線材料です。
ただ、結束バンドは1度結束してしまうと取り外しができない難点なところがあります。

そのため、まとめるケーブルを追加したい際は、ニッパなどの刃物を使用して1度結束したバンドを切断する必要があります。

結束バンドは、ヘッド部の爪とバンド部(ストラップ部)のセレーション(ギザギザ部分)が引っかかることでロックされる仕組みになっていますが、マイナスドライバーを爪とセレーションのすき間に差し込んで、強引にロックを解除しようとする外し方だと爪やセレーションが破損・摩耗してしまい、本来の結束力を持った状態でのご使用ができなくなるため、推奨しておりません。

繰り返し使える結束バンドがあればいいと思う方も多いかと思われます。ここからは、繰り返し何度も使える結束バンドのリピートタイプについてご紹介します。

1) 結束バンドで繰り返し使えるリピートタイプ

結束バンドのリピートタイプとは、何度も繰り返し使える結束バンドのことです。

通常のインシュロックタイ(結束バンド)は、ループ状に結束してヘッド部の爪とバンド部のセレーションがロックされた後は、取り外しができない構造になっており、結束後はニッパなどで切って切断する必要がありましたが、リピートタイプは切断せずに再結束が可能です。

安全に取り外しができて再使用できるため、仮止め用、梱包材としてご利用いただけます。

2) リピートタイプの使い方

リピートタイ

結束バンドのリピートタイプの使い方は簡単です。

通常のインシュロックタイ(結束バンド)と同様にケーブルなどの結束物をループ状に締め付けた後、爪部分に取り付けられているレバーを指で押すことで、簡単に取り外しができます。

ニッパなどでの切断と比較して、工具を使う必要がないため一般家庭でのDIYなどにも向いています。

3) リピートタイプを使う場面

結束バンドは、電気工事などでの使用が多いと思われますが、「リピートタイプの使い方」でもご紹介したとおり、一般家庭でのDIYはもちろん、農業・園芸での作物の誘引、支柱の結束やオフィス配線をまとめたりと様々な場面でご利用いただけます。

また、リピートタイプの中でも紫外線の影響を受けやすい屋外環境下での使用に対応した耐候性グレード製品や、配線の識別に適しており、色の種類が豊富なカラーシリーズ製品など、必要な環境に応じた製品をお選びいただけます。

■まとめ

結束バンドのリピートタイプは、色や種類、使用環境にあわせた仕様の製品が豊富にあります。

使いたい場面や用途にあわせて、通常のインシュロックタイ(結束バンド)かリピートタイプかをしっかりと選んでご使用しましょう。

リピートタイ

アウトレバー・リピートタイ紹介動画