2019/8/28
HACCPシステムの構築に効果的な結束バンド「メタルコンテントタイ(防カビ抗菌タイプ)」のご紹介!
「HACCPシステム」による衛生管理の義務化
異物混入対策に効果的な鉄系成分入りの結束バンド「メタルコンテントタイ」は、「HACCP(Hazard Analytics Critical Control Point)システム」の構築にも効果的です。
「HACCPシステム」は、食品製造工程中の危害防止につながる、特に重要な工程を継続的に監視・記録し安全性を確保する衛生管理手法です。
国内でも、2018年6月に公布された改正食品衛生法で、一定条件下の食品を取り扱う事業者を対象に「HACCPに沿った衛生管理」が義務化され、2020年6月から法令が施行されます(2021年まで現行基準適用)。*1
*1:改正食品衛生法 第50条2項「食品衛生上の危害の発生を防止するために特に重要な工程を管理するための取組」という条文が、「HACCPシステム」による衛生管理にあたります。
「メタルコンテント・シリーズ」に防カビ抗菌タイプが追加ラインアップ!
「メタルコンテント・シリーズ」に、「メタルコンテントタイ(防カビ抗菌タイプ)」「メタルコンテント・アウトレバーリピートタイ(防カビ抗菌タイプ)」が追加ラインアップされました。
この製品は、各種毒性試験により安全性も実証されています。
使用されている抗菌・防カビ剤は、各種生態毒性試験(急性経口毒性試験/急性皮膚刺激性試験/急性皮膚感作性試験/復帰突然変異試験/急性眼刺激性試験)並びに、細胞毒性試験にて安全性を実証済みです。
JIS Z2801:2000抗菌性能試験法に準拠した抗菌力試験を実施し、使用されている抗菌・防カビ剤の黄色ブドウ球菌と大腸菌に対する抗菌効果を確認済みです。
【試験条件】試験菌を30℃±1℃で培養し、24時間後に生菌数を測定。
【試験結果】抗菌活性値が規定値2.0以上であることを確認した。
一般的な生活環境において生息する71種類のカビ菌への抵抗性試験を行い、使用されている抗菌・防カビ剤の、真菌への抑制・防止効果を確認済みです。
【試験条件】71種類のカビ菌を温度28~30℃、相対湿度85%以上にて28日間培養し、カビ抵抗性を評価。
【試験結果】28日間(実際の3~5年間に相当)後も、カビの発育が認められなかった。
広がる用途、リスク対策
「メタルコンテントタイ(防カビ抗菌タイプ)」と「メタルコンテント・アウトレバーリピートタイ(防カビ抗菌タイプ)」は、高湿度でカビが発生しやすい食品製造・食肉加工現場などの配線・配管の結束固定に最適です。さらに、万が一、バンドが混入する事案が発生しても、鉄系成分入りのため、金属検出機で検出することが可能です。
●試験内容:金属検出機にて、メタルコンテントタイ(MCTSタイプ、MCTMPタイプ)混入片の検出感度が、テストピースFe球・SUS球のどのサイズに相当するかを確認。
●試験品:メタルコンテントタイMCTSタイプ:MCTS200(タイ幅4.7mm)、MCTMPタイプ:MCTMP200(タイ幅4.7mm)を細かく切り刻んだ切片を、発砲スチロール製の台(高さ25mm)の上に置き、試験を実施。
●試験機:アンリツインフィビス株式会社製 金属検出機KD8113AW
●ベルト速度:20m/min ベルト通過位置:センター