結束バンドとは?

結束バンドとは?/結束バンド選定のポイント

結束バンドとは?

結束バンドとは、主に複数のケーブルを束ね、整える配線材料です。

「インシュロック」、「インシュロックタイ」と呼ばれることがありますが、これはヘラマンタイトン株式会社の登録商標です。その他、英語"Cable Tie"に由来する用語「ケーブルタイ」や、「結束帯」、「結束タイ」、「配線バンド」と呼ばれることもあります。

<参考>
結束バンドは英語で"Cable Ties"、中国語で"扎带"、フランス語で"Colliers de serrage"、ドイツ語で"Kabelbinder"、スペイン語で"Bridas"です。

通常は、一体成形のプラスチック製結束バンドを指し、一度結束すると取り外しが出来ません。一方、再結束ができるリピートシリーズや、パネル固定用結束バンドヘッドとリール状のストラップに分かれた2ピースタイプなど様々なデザインの結束バンドがあります。

インシュロックタイによる結束のメリットとして、

■結束しやすい作業性と外れにくい優れた結束強度
■幅広い材質とサイズのラインアップにより様々な使用環境に対応可能
■各種被結束物や筐体など様々な固定アプリケーションに対応

などがあげられます。
上記のような特長から、インシュロックタイは、電設工事から自動車、航空機、鉄道まで多様な用途において、信頼性の高い配線・配管などの結束固定部品としてご採用いただいてます。

結束バンドは日本でいつから使用され始めたの?

日本では、1960年代から使用され始め、樹脂の柔軟性を活かした締め付けやすさ、耐久性の良さから、従来の紐結束に代わり配線結束用資材として広く使用されるようになりました。

使用される材質は66ナイロン(PA66)が一般的ですが、46ナイロン(PA46)、9Tナイロン、ふっ素樹脂(ETFE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアセタール(POM)などの樹脂でも成形されています。

国内ではヘラマンタイトン株式会社が初めて植物由来の樹脂である11ナイロン(PA11)を主原料とした結束バンドを開発し、耐熱性や耐薬品性に優れた高機能製品として販売を開始しています。その一つがガルバロックで、現在では、太陽光発電システム施工用結束バンドとして、全国のお客様からご採用いただいています。

材質だけでなく、サイズや形状も多岐に渡るため、使用環境に合せた製品のご選定をお願いいたします。

結束バンド選定のポイント

結束バンド選定のポイント