2023/11/2
インシュロックタイの最長と最短は?幅広タイプや細幅の結束バンドはどこに使う?用途に合った結束バンドの使い分け
長い結束バンドは、太さがあるものをまとめるのに最適です。工場内の大きな機械設備や電力ケーブルの結束、土木・建設現場での結束作業などで活躍しており、家庭やオフィスでも、家具や棚、荷物の梱包に使われたりしています。 ヘラマンタイトン製品で最も長い結束バンドは、リール状でロッキングヘッドと分かれているため結束径を問わずに大口径の結束ができるエンドレスタイです。耐候グレードのエンドレスタイは耐候性・耐久性に優れ、屋外でも長期間ガッチリ固定します。幅12.7mmの太幅タイプと幅7.6mmの細幅タイプがあり、それぞれ25m巻と100m巻があります。
スタンダードタイプの結束バンドでは、ABタイのAB1300の1,325mmが最長です。 幅8.9mm、結束径は152~405mmまで対応しています。屋内での使用に最適な乳白色の標準グレードと、紫外線に強く耐候性を備えた黒色の耐候グレードがあります。
太い結束バンドは、高い引張強度を持ち、重たいものや安全に保持したいものの結束に最適です。ヘラマンタイトン製品で最も太い結束バンドは、LKタイのLK5タイプで、幅は13mmです。全長は541mm、結束径は4.0~145mmまで対応しています。通信、電気・電力工事、建設、車両、地下埋設ケーブルなどの使用に適しており、使用環境に合わせて屋内用の標準グレード、屋外で使用できる耐候グレード、110℃までの高温環境でも使用できる耐熱グレードがあります。
短い結束バンドは、細かなものを整理する際に便利です。デスク周りや家電製品など、細いケーブルをきちんとまとめるのに役立ちます。配電盤内の配線、電子機器の内部やネットワーク機器の配線など、狭い場所での使用にも適しています。ヘラマンタイトン製品で最も短い結束バンドは、ABタイのAB80とMSタイのT18Sで、全長80mm、幅2.2mmです。ローヘッドタイのLPT80も全長80.3mmと短く、幅2.2mmです。ヘッドの高さが従来品より約50%低減されているため、省スペース化に貢献します。低く、丸みのある滑らかなヘッド部デザインのため、ヘッド部の出っ張りが邪魔にならず、周辺の電線被覆を傷つけにくい、安全性に配慮した製品です。
ローヘッドタイ(左:LPT80)はスタンダードな結束バンド(右:T50R)と比べてヘッドの高さが50%低減されているため
結束物間にできてしまうデッドスペースを削減できます。
細い結束バンドも、細かな部品や小物をまとめるのに便利です。細幅の結束バンドは、狭い場所やケーブルなどが密集している場所での結束に最適で、配電盤や電子機器の内部配線で活躍しています。ABタイの細幅長尺タイプは、全長100mmのもので幅1.8mm、全長350mmのものでも幅3.5mmとスマートな形状で、通信業界で使用する交換機などのケーブルハルタや、通信用ケーブルラックの配線結束に活用されています。